お祭りの日、路地裏の小劇場で初舞台の話

かめちゃんの初舞台。

不思議なもんです、ふとしたきっかけで知って、何気なく興味もって、いよいよ初めて観るその子の舞台。

劇団チキンハート プロデュース公演 Vol.4
『いつくしみふかき』
2015/8/4〜10 阿佐ヶ谷アルシェ
作・演出 遠山雄(劇団チキンハート主宰)

強烈な平手打ち! オープニングからぶっ放してくれた!

考えてみたら実際の接点はまだ短くて、二度の撮影会のみ。でもそれよりずっと思い入れてる希有な存在の亀川はるかさん。もともと女優志望だから、いよいよ「お芝居」観に行けるっていううれしさね。

劇団チキンハートは、観たことはないけど名前は知ってて、いかにも劇団らしい濃厚さのイメージ。

観に行ったのは9日夜公演Bキャスト。

阿佐ヶ谷の町はお祭りで、アルシェの入口に続くパールセンター商店街はすごい人混みでごった返し。軽く食事してからと思ってたんだけど、目ぼしいロープライスフードは行列で、そこまで時間に余裕ないから、しゃれおつなカフェ『Jazz Cafe MISTY』でアイスコーヒー。これがスッキリしててたいそう美味しく、サービスで添えられたケーキがこれまた美味しく、次に阿佐ヶ谷来るならぜったいココ来ようとか思っちゃったくらい。

アルシェの入口ではスタッフさんが「中は暑いですよー!」って、服の上から冷却スプレーのサービスに、団扇のレンタルも。上演中は確かに暑かった。席は前2列が座布団、それ以降がパイプ椅子で、僕は4列目くらいだったけど座布団席へ座ればよかった。おシリ痛い(笑)

10分押しくらいで開演。上演時間は1時間半くらい。

ステージ中央に祭壇が置かれてるとおり、お話はお盆にふさわしくお葬式。昔ワルだったある男の死と、彼を取り巻く家族たちのお話。

回想シーンで遡る過去が次々と出てきて、頭のなかでまとめる作業に追われまくる。しかもその間には、ストーリーテラーである牧師のトンガったトーク、「三バカ」や「じいさん」のシュール&ホットなネタ、唐突に飛び出す下手ウマな歌唱、クレイジーなゾンビにダンス。アングラぐらぐーるぐる。観劇一回目じゃ理解がツラいよ(笑)

最後は何となく感動系で締めるのかと思えば、ひとネタぶっ込んで来て、アーメン。すごかった。お祭りに来た人たちは、一歩脇道に入った小劇場でこんな濃ゆい舞台やってるとは思うまい。

かめちゃんは韓国人のお母さん・ヨンジャ役。死んだ信夫の弟・正夫の別れた奥さん。気が強くてとりあえずビンタする人(笑) ちょっと片言っぽいしゃべりとか、テンション高めの高い声とかリアリティあって、僕の知ってるふわっとした感じと違って驚いた。むしろこっちが地なんでは…?

観劇後はなんつーか、心がざわざわしてる感じ。

会場もそのままコミュニケーションタイムへ突入してざわざわ。席でまじめにアンケート書いてたら、ふと気づくと横にかめちゃんが。まさに今終わったっていう汗だくの体。「お疲れさまー!」

ツーショットチェキもあるっていうんで撮ってみた。ポーズはもちろんヨンジャさんのビンタを食らう(泣) そういえば「ほしい」って言ってたよね?って、撮ったやつあげちゃった。あれ? 2枚撮って1枚あげればよかったんジャネ?

近況とかいろいろ聞いたり。他にも知り合いの方がいたのに、独占しちゃってスミマセンでした。

ブログの内容とか読むと、すごくいい経験になったみたいだしよかった。演技やるなら絶対生の舞台がいいよねって、いつも思う。観る方としてもそう。生のライブ感はメディアを通じてみるのとはぜんぜん違うし、その日の舞台をいっしょに作れたは言い過ぎとしても、そういう場にいれたのってうれしい。

さっそく違う活動もはじまってるのかな? かわいい役じゃなくてもいいっすよ(笑)

また次も楽しみです。

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